2008年06月21日
十二単

十二単って 着物を十二枚着ているので
十二単って言うんだと 思ってました
正式には 時代により少しずつ違いますが
平安朝・藤原時代には 『女房装束』
江戸時代の女官の日記には
『五つ衣・唐衣・裳(も)の御服』と
称されているそうです
そうしたら なぜ
『十二単』っていうのでしょうか
これは 庶民の俗称なんですって
次のような考えられるそうです
その頃の服装は
ほとんど小袖と帯一本という
構成で生活を送る庶民が
女房装束を見たとしたら
多数の着物を重ねて着ている事に
驚きも相当なものと考えられます
そこで 沢山・たっぷりの事を
十分といいます
そしてそれをさらに
強めるとを 十二分といいます
庶民は実際に手にとって
枚数を数える事など
当然できない事ですから
ものすごく多くから十二分に着ている
十二一重 『十二単』という
呼びまわしになったと 考えられるそうです
宮島健吉著 『十二単』より
Posted by フェアリー at 22:53│Comments(0)
│きもの
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